某スポーツクラブの社員だった私は、スキーの大会前日にケガをした。

 

大きなケガとは無縁だった私が、人生初の松葉杖。

ケガをしてすぐは立つこともままならず、少し歩けるようになったと思ったら、ちょっとした段差や傾斜に戸惑う毎日。

 

そんな不安でいっぱ いの毎日から救いの手を差し伸べてくれたのが、当時働いていたジムのパーソナルトレーナーさんでした。

 

ストレッチと自重トレーニングだけで、ガッツリ筋トレをしていた頃よりもカラダの状態がみるみる良くなり、スキーの技術も競技成績も格段に向上。だから私もこの人のように、「頼れる存在」でありたい。辛いだけのトレーニングではなく、効率よく結果の出る方法を伝えていきたいと思い、2009年からフリーのパーソナルトレーナーとして活動しています。

 

実は、コオーディネーショントレーニングを知ったのはケガをした頃です。昔から足だけは速く、体育の成績もずっと「５」だったので、自分は運動神経が良い！とばかり思っていましたが、実はそうでもありませんでした。良い部分と悪い部分のムラがあったのです。だからスキーも思ったほどうまくなりませんでした。

 

私のように、大好きなスポーツが見つかってから幼少期にもっと様々な経験をしておけばよかったと後悔する人が出ないよう、生まれた時からコオーディネーショントレーニングが当たり前の世の中になるように広めていきたいと思います。